桐朋写真同好会

活動内容や撮影のコツなど

スーパーマクロの小咄①

僕の大先輩による圧巻の水族館ふぉとの次は、今月で1歳半になる、マクロ撮影に特化したコンパクトデジタルカメラが主人公の話です!

 

そもそもマクロ撮影とは、簡単に言うと、小さな被写体にぐっと接近する撮影のことです。「接写」とよく言います。

僕のカメラでは、被写体に1cmくらいまでは余裕で接近できます。

例えば、パソコンの液晶画面を拡大、接写してみました。焦点距離は18mmです。

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液晶画面①

なんか面白みがありますね。。。

さらにズームしてみると、

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液晶画面②

これが、マクロの底力です。

 

カメラ本体だけでも威力を発揮するのですが、このカメラには心強い助っ人がいます。

それが、、、このディフューザーです。

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ディフューザー

レンズフードみたいな感じです。これは、接写でフラッシュをたく時に役立ちます。

どういうことかといいますと、実際にシャーペンを撮ってみます。

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ディフューザーなし

 

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ディフューザーあり

二つとも、カメラの設定は同じです。違いは一目瞭然ですね。

 

前置きが長くなりましたが、このスーパーマクロカメラを駆使してこの1年半接写してきた写真を紹介していきます!

 

 

マクロの性能の自慢を、ということで1枚目です。これは、コツノアリという世界最小のアリとも言われている小さなありんこです。体長1mm、にもかかわらずアリの体の模様まで見えちゃいます!それにしても可愛らしいですねぇ。。。

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1枚目

2枚目も、アリです。というよりも、僕がこのスーパーマクロカメラを使っている理由は、アリを撮るためですので、必然的にアリの写真がいっぱい出てきます。

マクロは、被写界深度が浅いため、基本は被写体にピントが合い、背景はぼけます。なので、成功した写真だと、被写体がちょうど際立って、浮き立っているような感じになります。この場合、手前のアリの顔にピントが合い、ボケていますが後ろには働きアリと巣穴があるのが分かります。

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2枚目

 

3枚目は、作成日当日撮影した、アジサイの新芽です。もう春に入ってきている、という感じがしますね。これも、背景をぼかし、露出を若干上げて、緑を強調してい(るつもりでござい)ます。

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3枚目

 

マクロの世界、面白いと思いませんか?

一眼だとマクロレンズというものがありますし、コンデジでは機能として搭載されている機種も多いですので、試してみてもいいと思います。

またマクロの話には続編がありますので楽しみにしていてください。